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サンワサプライのMA-LS3を分解整備してみた。

 最近、ホイールの調子が悪かった。ノッチが緩くなったり、瞬間的に回転方向とは逆の信号が出たり(チャタリング?)。前者に関しては摩耗かとも思ったが、後者が出るには(部品の劣化には)早すぎると思ったので分解してみたところ、案の定ホコリが積もっていた。掃除したところ、現在では両者とも改善された。

 分解整備といってもただの内部掃除。マウスの分解なんざわざわざ記事にするほどの事でもないが、組み立てに関して少々手こずった&学習したのでメモ。当然のことながら分解すれば公式サポートは受けられなくなるだろう。まあ、マウスだし。


 まず分解に関してだが、ネジ穴はよっつ。すべてマウスの底面にある。
 上ふたつはマウスの足(摩擦係数の少ないそれ)の奥に見えているそれ。"足"をずらして外すが、"足"をなくさないように注意。
 下ふたつはラベルの下に隠れているので、ラベルに穴をあけるかはがすしかない。位置はシリアルナンバーの枠の、左下の角のあたりと、シリアルナンバーの右からふたつ目あたり。ドライバーかなにかでなぞれば解る。

 ネジを外したらそのまま外装を分割できる("底面"と"外装")。外装のサイドを(普段通り握るように)持って、ケーブルを下側(重力的な意味で)にひっぱればスキマができるので、あとはそこから開けばよい。
 頭の方(ケーブルが出てる方)にホイールを支える小さなスプリング部品(強固な固定はされていない)があるので、なくさないよう注意。まあ天地逆さまで開いたりしなければ底面にそのまま残るので大丈夫だと思う。また、5,4ボタンが外装にネジ止めされている関係で、基盤と外装は完全には分離しない。ホイールの掃除だけならさせる必要もない。

 ホイールは、ホイールとそれを支えるフレームと基盤からなり、ホイールをフレームから外そうとすれば、フレームと基盤も自然に外れるはず。基盤を持って、ホイールと基盤を斜め下に倒す感じ。組み立てる時は逆順。

 さて、問題の組み立てだが。分解の工程や外装と基盤の関係もあって、外装=器と底面=フタのような概念で捉えていたが、組み立てにおいてそれは誤りである。当機はチルトホイールであるため、従来のホイールマウスよりもホイールの自由度が高い=ほとんど固定されておらず、唯一それらしいのが底面から延びるアームである。そのため組み立ての際には底面にケーブル、基盤とホイールの順でセットしてから、上から外装をかぶせる形になる。その際に例のホイールを固定する小さなスプリング部品に注意すること。正しいのは、ホイールフレームの先端のわずかな突起にスプリングがはまっている状態。それに注意しつつ力の限り外装をはめ込めばOK。この状態でホイールをクリック・回転・チルトさせてみて違和感があればはめ直し。出来ていれば、あとはネジと"足"を戻すだけだ。


by lordnoesis | 2009-03-29 13:29 | テクノロジ | Trackback(1) | Comments(2)
Tracked from drugstore on.. at 2023-01-10 03:13
タイトル : drugstore online
サンワサプライのMA-LS3を分解整備してみた。 : 名称未定っぽい。... more
Commented by 長森 広行 at 2014-09-23 16:37 x
おかげで直りました。ホイールを動かしても拡大縮小が反対になることがありました。ねじを探したが、足の裏は気づきませんでした。小さなスプリングも文章をよく読んだらその通りでした。   それまでの自己流の修理は非分解のまま中にパーツクリーナーで満タンにして振り回したらちょっと良くなったのでそのまま使っていました。やはりそういうのはだめですね。ありがとう。
Commented by lordnoesis at 2014-09-23 19:01
役だったならなによりです。特にホイール周りのケーブルには気をつけた方がいいです。ウチのMA-LS3退役の理由も断線でした。

チャタリングは清掃やソフトウェアで緩和もできますが、どうしようもなくなったら買い替えです。
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